「笑門来福」というブログがある

PINA-san

インフォテリア社長の平野さんが「個人」で開設されているweblogである。私の「はてなアンテナ」にも登録してあり、日々楽しみに読んでいる。
さて、困ったぞというのは、「他社批判はしない」と自分でガイドラインを策定した直後に、笑門来福にこんな記事が載ったからだ。
全文を引用する。

このところ、メジャーなERPベンダーがこぞってEAIの機能・製品に力を入れている
例えば、大手ではSAP Netweaverの「XI 3.0」、国産ではSCAWの「eTrans」など。ERPは、もともと社内のあらゆるリソースを一つのプラットフォームで管理し「全体最適」のインフラを整備し迅速な経営判断を行うためのものであった。そのために、ERP各社は、財務、製造、営業、人事などといったモジュールを次々と開発し囲い込みを進め、その統一プラットフォームに載せる戦略を取ってきた。これはある意味で、それぞれ既存のアプリケーションを連携させるというEAIとは対極にある考え方であった。
しかし、そのERPベンダー各社が、こぞってEAIを志向してきているのだ。これは、企業システムが「すばやい変化」を求められ、また社外や合併などにおける異なるシステムとの連携を求められる昨今、単一プラットフォームへの囲い込みでは成り立たなくなった、つまり、従来のERPストーリーの限界が露呈してしまったことの証左に他ならない。
うちの会社では、21世紀のキーワードを「自律・分散・協調」としているが、この動向は、まさに「自律・分散・協調」型社会システムへの大きな流れの一つであると考えている。

丁寧なことに、記事の中のXI 3.0にSAPのプレスリリースへのリンクが張られている。
さぁ、古澤がすべきは、なんだろう。やっぱり、反論なのだろうな。批判にならないよう気をつけながらまとめてみる必要があるだろう。
平野さんの主張には同意できるところと、できないところがある。ちょっとそれについて考えてみたいと思う。それからトラックバックをしようっと。