オラクルEBS 11i.10

「イレブン・アイ てんてん」とでも読むのでしょうか。誰か教えて。

日本オラクルは業務アプリケーションの最新版「Oracle E-Business Suite(EBS) 11i.10」(以下、11i.10)を11月30日に出荷すると10月20日に発表した。日本企業の業務に合わせて2000以上の機能を拡張。営業体制も一新し、業種別のアプローチを強化した。日本オラクル代表取締役社長 新宅正明氏は「日本オラクルの2ケタ成長を狙うドライブ役としてEBSを打ち出していきたい」と述べ、同社のデータベースと並ぶ戦略製品にEBSを育てる考えを強調した。

小さく掲載しておこう(笑)

第3世代ERPで実現を狙うのは「経営環境の変化にいち早く“次の手”を打つ“リアルタイムエンタープライズ”の実現」だ。そのために11i.10で強化されたのは3点。企業活動の状況をリアルタイムに把握できるビジネス・インテリジェンス機能の本格実装と、対応業種の拡大、そして各ベンダの業務アプリケーションから顧客データを吸い上げて業種に合わせて整理する「Oracle Customer Data Hub」の導入だ。

Oracle Customer Data HubはWebサービス技術を利用して、SAPやピープルソフト、シーベル、レガシーシステムなどさまざまな業務アプリケーションのデータを吸い上げて統合するツール。リアルタイムにデータを同期させることが可能。データベースにはOracle Database 10gを使う。データをモデリングする機能と、各社の業務アプリケーションからデータを吸い上げるインターフェイス部分、データを整形するクレンジング機能の3要素で構成される。EAIツールや統合のためのアプリケーションを開発する必要がなくなり、コスト削減に役立つという。

いわゆるETLとどう違うんだろう。

リアルタイムにデータを同期させることが可能

というところだろうか。
古澤の読後感。2003年にNetWeaverを発表する前、BIとポータル、Web ASなどをまとめて"SAP Technologies"と呼んでいた頃、SAPもこんなことを言っていたような気がする。

新宅氏はEBSについて「マーケットの変化が速く、すごく苦労している」と心境を語った。ただ、「ビジネスの一部にERPを入れていても、全体のアーキテキチャを考慮したERPの導入は始まったところ」として「オラクルの強みが発揮できるのは(ビジネス全体のアークテキチャを提案する)第3世代のERP」と語った。

このあたりはすごく正直な印象をもった。
みなさんは、どうお感じになりましたか?