中根さんの自己採点

Haraheee-sanからメールで情報をもらいました。
相変わらずの迫力

――ちなみに、社長就任から3か月たった今、「ステップ0」の自己評価はどうですか。

中根 これまでのわたしの人生の中でもベストと言えるほどの成果を上げていますよ。99点を与えてもいいぐらいに(笑)

――残りの足りない1点はなんですか。

中根 かつて「ミスターERP」と呼ばれた私にとっては、極めて恥ずかしい事態が起きているからです。実は、月次の決算データがすぐに出てこない。月末に締めて、2週間たってからようやく数字が出てくる。これは早いうちに改善しなくてはならないと考えています。

だが、すべてのシステムをガラっと入れ替えるつもりはありません。もし、SAPジャパンの社長に就任した当時の、46歳の私が今の立場にいたら、「ビッグバン」と銘打って、システムを一気に入れ替えたと思います、しかし、55歳になった今の私は、「ビッグバン」的な方法がすべてにおいて最適ではないということを知っている。特にお客様に近いところのシステムをいじるのは大変なことです。

月次データを短期間に出せない点は早く解決するが、3年ぐらいをかけて、じっくりと大きな改革に取り組みたい。こういう話をすると、多くの人が「昔と変わったなぁ」と言います。年老いた母親にも、「最近のお前は変わったねぇ」と言われるくらいですからね(笑)

確かに、人は変わるものです。養老孟司先生もバカの壁 (新潮新書)そう仰っていました。