指摘されたノートを検索してみた

似非BASIS MKTさんからいただいたコメントに対して、「ノートが出ているとは知りませんでした。探してみます。ご指摘ありがとうございます。」と書きました。で、探してみました*1。多分、Note#38403を指しているものと思います。SAPのService Marketplaceへのリンクを張りましたから、OSS IDをお持ちの方はとぶことができます。

とべない方のために引用。

SAPノート番号 38403
現象
SAP ワークベンチを使用して、ORACLE データベースの ORACLE テーブルを定義しようとしている。これらのテーブルのデータは、novell ネットワーク下の外部(SAP 外)プログラムによって処理する。ORACLE テーブルのデータを処理し更新するために、さらに必要なものは何か。
DEC ALPHA OSF/1 上での R/3 用 SQL*Net (ORACLE RDBMS 7)用ライセンスは、既に所有している。

解決方法
技術的観点からは、制限がありません。
法的観点からは、以下を区別する必要があります。
1. SAP 経由の ORACLE Runtime License を取得している。
2. ORACLE からの ORACLE-Full-Use-License を取得している。

前者の場合は、新しく定義された ORACLE テーブルにアクセスする各ユーザ向け E-ASL-Surcharge のライセンス取得がさらに必要です。
後者の場合には、システム内のユーザ定義テーブルを使用する資格を既に所有しています。

実は、このノートは*2R/3リリース3.0Fまで有効であったもので、現在は無効です。
このノートは「Oracle DBMSのことしか言及していない」「DEC ALPHA...云々のところなど、あるカスタマメッセージを素に書いたと思われる」など、一風変った内容であると思います。
このノートによると、DB内テーブルへの直接アクセスには、2種類のDBMSライセンス契約の方法があったことになります。

    1. Oracleから直接DBMSライセンスを取得すること
    2. SAPの再販で、E-ASL-Surchargeというオプションを追加すること

そうそう。このノートは、あの頃確かにE-ASL-Surchargeという契約形態があったことを思い出させてくれました*3
今は、そのE-ASL-Surchargeという契約形態がなくなっている訳です。

*1:本当は、スルーするつもりだったのをdokonodareo氏は見透かしていた。怖いなぁ。

*2:似非BASIS MKTさんの指摘にも言及がありますが

*3:Oracleだけが対象だったとは、知りませんでした