少しずつでもネタを披露していくほうが継続するかも

ということで、毒にも薬にもならないどうでもいいネタを。
プリセールスの仕事をしていると、SAPのことをご存じない方から
「サップさん」「サップのアールさん」
と呼ばれることがあります。前者の「さん」は会社名を擬人化してくださった敬称としての「さん」。後者の「さん」は「R/3(アールスリー)」の数字を日本語読みした「さん」であることは、容易に理解できます。
その度に、心の狭い私は「『えすえいぴー』のいーあーるぴーである『あーるすりー』では、云々」と、べたべたの日本語発音で社名と製品名を一生懸命印象付けようとしていました*1
ところが、特許庁がサービスしている商標呼称検索の検索結果に驚きました。




呼称検索のための「読み方」ですから、(まちがった呼び方も含めて)網羅的にインデクスを付けておこうというのも、解らないではないのですが、
エスエイピイ」「サップ」「エスエーピー」「ザップ」
エスエイピイアアルサン」「サップアアルサン」
「サップネットウイーバー」「ネットウイーバー」「ウイーバー」
などとなっているではありませんか!「アアルサン」でよかったんだ。逆に「アールスリー」や「アアルスリー」では検索に引っかからないという....
ところで、これら商標の【権利者】を見ると、もっと面白い。
【氏名又は名称】 エス エ− ピ− アクテンゲゼルシャフトシステム,アンベンデンゲン,プロダクテイン ダ デ−タフェルアルバイティング
と書いてある。SAP = Systems, Applications and data Processingの意味をもつドイツ語なんだとは、古い社員ならどこかで聞いたことがあるはず。それを強制的にカタカナに書き下すと、「システム,アンベンデンゲン,プロダクテイン ダ デ−タフェルアルバイティング」こうなるんですね*2( ´_ゝ`)フーン

*1:SAPのドイツ本社から世界中の社員に対して、SAPやR/3に対する発音記号とともに、正しく社名や製品名を表現するように指導が出ている

*2:アクテンゲゼルシャフトはAktiengesellschaftで「株式会社」の意。「アーゲーに聞いてみないと」が口癖のSAP社員がいるのは内緒。