CD112 ASUG Influence Update: Fix that Streetlight! – Experiences with SAP Geographic Information Systems Integrations (1h)

ASUG*1からの開発要求を受けて、「ここまでできましたよ!」という結果や進捗を見せる、今回のTechEdから始まった「目玉」のひとつが、この"ASUG Influence Update"。
との触れ込みで行ってみたが、案に相違して、参加者はパラパラ。セッションが始まる前に、プレゼンター自らが参加者一人ひとりを回って自分の名刺を渡す姿は初めて見た。
内容は、GISとSAPのアプリケーションを連携させて活用する研究について。特に公共団体や小売業、運送業などへの応用が考えられるという。デモで取り上げていたのは、地方公共団体が街中に設置してある消火栓や街灯などの位置をグラフィカルに把握したり、地図上のアイコンをクリックすると、その消火栓や街灯の最終メンテナンス記録が見えたりする。といった、見た目がとても楽しい感じ。キーノートでShaiが"Thrill Your Users(ユーザを驚かせよう)"と言ったマルチチャネルUIの一端を垣間見た....
のは悪くなかったのだが、デモを始めたとたん、デモ用PCがハングしてしまいリブートする破目に。こういう場合、普通なら慌てふためいて、時間つなぎのために必要のないことまで喋ってしまい更に窮地に陥るのを往々にしてめにするのだが、このプレゼンター、リブート完了するまでの5分以上のあいだ*2一言も声を出さなかった。その間、ただでさえ少ない参加者のうち1/3程度の人が席を蹴って帰ってしまうし、その他の人はTechEdアジェンダを再考したり、自分のPCを触っていたり....セッション内容そのものが白けてしまったのはいかんともしがたい。

*1:アメリカのSAPユーザグループの略。日本のユーザグループはASUGに倣ってJSUGという。

*2:PCの性能が悪いのではない。当社のPCはOSだけでなく、なんやかんやとたくさんのセキュリティ製品やアプリケーションがロードされるので、リブートにはとても時間がかかるのだ。