SOA109 Definition, Modeling, Implementing and Governance of Enterprise Services

再びESRによるESモデリングの話。とても論理的にプレゼンテーションが流れるので、ESの概念・メリットを理解するのにとても役立つ。これは日本語化して皆が話せるようにすべきコンテンツだ。

  • What Is an Enterprise Service?

Enterprise Servicesは「SAPが汎用的に作ったサービス」のことだと聞いた覚えがあった。

確かに3つ目に"published by SAP in the ESR"と書いてある。では、僕がESR上で作ったサービスはESの範疇に含めることはできないのか?確かにwell documentedではないけど....と思うエンジニアもいるはず。

ということもあってか(?)ESの定義が刷新されたようだ。なるほど、これなら規約に則ったサービスならESと呼ぶことができそうだ。
この後、「サービスの定義群(Business Objects, Process Components, Deployment Units, Service Operations, Service Interfaces)」「どの単位でサービス化するか(Service Cuts)」「コミュニケーションパターン4種」「サービス署名」「ESのガバナンスをどう考える」「カスタマ/ISV/パートナーがモデリングしてESを作るには」など、きっちりした定義・解説が続く。
「サービスのライフサイクル」のあるべき姿については、心から同意。常日頃、「サービスとはとっかえひっかえが利くもの」という説明をしている私にとってはありがたい内容。

インタフェースはコンパチであるべき。

コンパチでなければ、"_V1"とかいう名前のサービスオペレーションが増えていく。これに併せてサービス消費側も変えなければいけないから、改修工数が増える要因になってしまう。