前回のブログにあったSoKNOSとは

2009-08-02のエントリアーキテクトが回避すべきSOAの8つの間違いに、次のような文章がある。

大規模災害管理における運用がどのように指揮・統括されるか、それらの中で重要なプロセスはなにか、統括責任者の視点で本当の難しさ・苦しい点はどこだ、などだ。SOKNOS*1チームがどのようにこの課題に立ち向かっているかが好例だ。

このSOKNOSとは何だろう?と思い検索してみたら、こんな写真がヘッダに掲載されたホームページがあった。

一番左の白髪が、SAPのカガーマン前会長。その隣で話をしている女性はドイツのメルケル首相。
おぉ。それよりも、一番右の写真に注目かも。もしかして、シュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツェネッガーカリフォルニア州知事ではないですか。
俄然、SOKNOSとはなんだ?という関心がむくむくと沸いてくる。
SOKNOSとは、ドイツ語で次の組織名の略で、正しくはSoKNOS。
Service-orientierte ArchiteKturen zur Unterstützung von Netzwerken im Rahmen Oeffentlicher Sicherheit
英語での意味はこういうことらしい。
Service-Oriented ArchiteCtures Supporting Networks of Public Security
SAPがドイツのパートナー各社と組んで2007年6月に2年間時限付きで実施したリサーチプロジェクトで、SOAを使って、大規模災害や緊急事態に対処するための情報システム基盤コンセプトを創り、パイロット実証を行うことが目的である。
ドイツでも、日本と同じく、官公庁や地方自治体、警察、消防などは個別にシステム基盤を構築しており、大規模災害などで横連携することが難しかったようだ。SOAがその解決の一助となるならば痛快だ。
ドイツ語と英語によるビデオも見られる。言葉はよくわからなくても、映像がSOAを雄弁に物語ってくれるので、一見の価値あり。是非!