オーランドに来ている
お客様と別行動でオーランド入り。フロントで確認したら、Mr.Wはチェックインしているが、Mr.Sの名前はないという。若干不安を覚えつつ、明朝の待ち合わせまで、しばらく英気を養うとしよう。
ホテルは馬鹿に安いなと思ったら、モーテルに毛の生えたようなもの、というより、ふつうのモーテルだった。お客様に申し訳なかった、と反省。
明日の昼と夜は楽しくもりあがろうっと。
IdMのレポートをBWで見る
SAP Insider Magazineをご存知だろうか。Insiderとは言いつつ、SAPに関連する人、皆に役立つ無料冊子です。
その最新号(2011.1)に、SAP NetWeaver BW Reporting Now Available for Identity Management という記事があります。NetWeaver IdM のサポートパッケージ5から、IdMのデータをBWにフィードしてダイナミックなレポートを作成できる、というものです。そのためのBWコンテンツがBW7.0のBI Content Add-on 7.05に用意されました。
また、インプリメンテーションガイド も発行されていますので、ご参照ください。
上記記事のPDF版はこちら。
造り変える力、とは
昨日も引用した、井沢元彦の「逆説の日本史(2)」。
逆説の日本史2 古代怨霊編(小学館文庫): 聖徳太子の称号の謎
- 作者: 井沢元彦
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聖武天皇が「大仏の建立」という仏教の信仰に基づく事業について、八幡大神という日本の神の協力を願ったことを、「実に奇妙な話だ。」と一神教である西洋の宗教観と対比しつつ、「日本はこういう国なのである。」「こういう形が、日本人の宗教感覚なのである。」と指摘をしている。「日本人の宗教はもともと『八百万の神』に対する信仰であり、(たとえ外来宗教が入ってきて、帰依する人々が増えても)根本原理は変わらない。」と。
すなわち、「仏教が入ったキリスト教が入ったといっても、それは日本人の宗教上の永遠のテーマを解決するための方法論として取り入れたので、その宗教の純然たる信者になったわけではな」く、オリジナルな宗教が日本人向けに造り変えられて定着したというのだ。仏教であれ、キリスト教であれ、和を以て貴しと為す、とか、八百万の神とかの「日本教」に取り込まれて造り変えられてしまうのだ、と。
この日本人の宗教感覚を、うまく文学として表現したものとして、著者は芥川龍之介の「神々の微笑」を引用している*1。
私には、芥川がいうところの造り変える力というのが、日本だけに存在するものであるかどうかわからない。「ローカライズ(localization)」という英単語を、「翻訳(translation)」を包含する「土着化」に近い意味合いで用いて、海外の同僚たちと意思疎通できているところを見ると、この造り変える力というものは、日本固有ではなく、どの国の人々にも備わっている技術・文化のように思われる。
外来の思想や方法論が、若干の手直しを経て実際に使われるようになることは、日本以外の地でも十分考えられる。が、日本の場合は、その造り変えられる度合が甚だしいのかもしれない。
日本の年末年始がいい例だ。天皇誕生日 〜 クリスマスイブ 〜 クリスマス 〜 正月準備 〜 大晦日 〜 除夜の鐘 〜 神社仏閣に初詣、と流れ、「日本教」のイベントにキリスト教と仏教のイベントが造り変えられて取り込まれてしまっている。
*1:「神神の微笑」は、青空文庫で全文が読める。ちなみに、私はこのやり方で、ルビ付きの文章をPDF化して、Kindle3で読んだ。ごく短い小説だからすぐ読めると思う。
神田明神へ初詣に
今日は仕事始め。この日は毎年、少し早めにオフィスを抜けだして、近くの神田明神へ参拝することにしている。
それにしてもなぜ、神田明神なのだろう?毎年、仕事始めのビジネスマンが大挙して押し寄せる。今日も本郷通に人が溢れていた。
神田明神が平将門を祀った神社である、という知識はあった。が、将門は関東を制圧して「新皇」と自称したものの、追討されたはず。ビジネスマンが年頭に当たり、営業の戦勝祈願をするには少し違和感がある。
神田明神の案内によると、御祭神は実は三柱あるとのこと。
一之宮 大己貴命(おおなむちのみこと)で、「だいこく様」のこと。縁結びの神様。
二之宮 少彦名命(すくなひこなのみこと)で、「えびす様」のこと。商売繁盛の神様。
三之宮 平将門命(たいらのまさかどのみこと)で、「まさかど様」。除災厄除の神様。
というわけで、我々は二之宮である少彦名命に祈願すべきなのだ、ということがわかった。
が、Wikipediaによると、「平将門神に祈願すると勝負に勝つといわれる。」とあり、まさかど様に祈ることも営業祈願としてはよいらしい。
井沢元彦著の「逆説の日本史」(1) (2)を読んだので私も気づいたのだが、神田明神の御祭神のうち、少なくとも一之宮と三之宮は(井沢説によると)怨霊である。大己貴命は、だいこく様、すなわち大国主命のことであり、天照大御神の孫(天孫)に自分がせっかく創り上げた国を奪われてしまった。そのために怨霊となった大国主命を出雲大社他で祀り上げてあるのだ、というのが井沢説だ。
逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎
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逆説の日本史2 古代怨霊編(小学館文庫): 聖徳太子の称号の謎
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などということを考えながら、恒例の初詣を終えた。並び始めてから参拝終了までに一時間以上かかった。とにかく大変な「人気」だ。
実は平将門については、
逆説の日本史4 中世鳴動編(小学館文庫): ケガレ思想と差別の謎
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Code Gallery
メモ。
SDNをさまよっていたら、Wikiに Community Code Gallery というページを見つけた。
ABAPだけでなく、SAPに関する様々なコードサンプルが載っていて、開発者には有用だと感じた。
どなたか、使ってご感想を下さいませんか?
SDNの*Simple Sample Applications*シリーズに、NetWeaver BPMを使ったものが仲間入り!
SAP Releases Simple Sample Apps Using SAP NetWeaver BPM
このブログの中から、Simple Sample Applicationsの_リスト_に飛べます。
シナリオは極めてシンプルですが、自分のUWLにタスクが飛んでくるところ、あるいは、クリックひとつで今、プロセスのどのステップをやっているのかを参照できるところなどは面白い。
是非、お試しください。
Timeless Softwareの基本方針
SOA110でTimeless Softwareの8つの基本方針が解説されている。
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- Decoupling of “content” and “container”
- Separation of concerns between technology layers
- Componentization
- Design locality
- Adaptable provisioning, independent of consumption
- Separating intent from optimization
- Optimizing across layers of abstraction
- Design-thinking
それぞれに深い考え方があるようなので、説明できるように理解しよう>自分。昨夜のVishalのスピーチを見返してみる必要もあるかもしれない。