SOA206 Deep Dive into the Enterprise Services Repository (2h)

Dr. Susanne Rothaug, NetWeaver Product Management SOA, SAP AG
さて、最後は一番「謎」なセッション。ESRへDeep Diveだ。このセッションは事前にプレゼン内容が公開されていないのだ。今ちらっとプレゼンターのPowerPointの画面を見たが、スライドは61ページあった。講義を聞きながら、時系列で記述していこう。後から振り返ることができないので。
プレゼンの目的は「ESRとは何か」「ESRのeSOAにおける役割理解」「デザイン時のESRの機能とサービスレジストリ(SR)の機能を理解」「ESRとSRを取り巻くシナリオ」.....この1週間を総括するようなセッションだな。復習をかねて頭を整理しよう。

  • SAPのビジネスプロセスプラットフォームによって得られるもの
    1. ES定義
    2. 統合用のプラットフォーム
    3. プロセスコンポーネント(30年以上の歴史を持つ、ベストプラクティスと26業種がビルトインされているビジネススイート)
    4. コンポジション環境
  • enterprise SOAインフラの構成要素(今回のTechEdでリリースされた新しい絵)

  • ESとはなんだろうか
  • ESの定義
    • これらについては、昨日のSOA109で記載済み。

ここまでは新しい絵を見てない。復習のみ。

  • ESRとSR
    • ESRはXIのインテグレーションリポジトリが発展したもの。PIに統合された形でリリース。
  • ESRのツールフレームワーク。サーバサイドとクライアントサイドのツール配置について。
  • ESRリポジトリに含まれるオブジェクト
  • ESRとSRの利用シナリオ
    1. プロセスを可視化しデザインの統制をとる
    2. サービスプロビジョニング
    3. プロセスインテグレーション
      • ESRに定義済みのサービスを使うことでA2A, B2Bのシナリオを可能に。
    4. コンポジション

約1時間経過。このあたりで参加者が少しずつ席を立つ。確かに金曜日にこの内容では、他のセッションですでに聞いた話ばかりで...面白くない。何かサプライズが欲しいところだ。*1
さぁデモの時間だ。何が出てくるかな。

Enterprise Services Builder...EPI150ハンズオンで触った環境と同じだ。
ビジネスパートナー(BP)のプロセスコンポーネントモデルをゼロからライブで作ってみるというシナリオ。詳しくは10/3のEPI150のレポートを参照のこと。
SDNのES Workplaceで"Order to Cash"のシナリオを参照。Enterprise Service Wikiまでリンクをたどる。
ES Workplaceでprocess componentsを検索して、WSDLをチェック。*2
ESRのIndustry Extension。業種別に必要なスイッチを入れることでWSDLが拡張される説明。これは面白いと思った。
SDNからもテストドライブできるERPシステム(HU2)をSAPGUIでアクセス。Proxyを参照。

  • ESRの出荷オプション
    • CEとPIがあるランドスケープの場合、1つのESR+SRを共有。
    • CEだけがあるランドスケープの場合、ESR for CE7.1が有効。サービスマーケットプレースからダウンロードすることで利用可能になる。SP03/ESRからSP05へアップグレードすることになる。

みんなこのリリース情報だけを聞きたくって、じりじりしながら待っていたんだな。ここになって質問が集中。
最後にCE等を使ってサービス消費側のUI開発をデモ。

VCでサービスレジストリを参照し、ESオペレーションのWSDLを探す。
Developer StudioからWebDynpro Project。同様にサービスレジストリ参照。
MSのVisual Studioからも同様に可能。

なんと、この講義をtakunkun73氏がHVD録画しているとのこと。すごいねぇ。

*1:この講師は、うちの会社でメーテルという愛称のコンサルタントとよく似ているな。黒髪か、金髪かの違いだけじゃないか?とドーデモいいことを考える余裕がある。

*2:普段、説明している通り。サプライズがなくて、面白くない。