Klaus Kreplinへのインタビュー(1)

Klaus Kreprin

@ITにインタビューが掲載されました。

SAP NetWeaverの開発者の1人であり、TechEdでも基調講演を行ったSAPエクステンデット マネジメント ボードメンバーのクラウス・クレップリン(Klaus Kreplin)氏に、NetWeaverについて聞いた。

エンタープライズ・システム基盤となるミドルウェア分野の方向性については、「すべての機能を内包したプラットフォームを求めるトレンドにある」と分析している。理由は、ワンポイントで機能を提供するミドルウェアをバラバラに導入するよりも、最初からほとんどの機能を内包しているパッケージ製品の方が結果的にコスト削減につながるからだという。その点で、APサーバ、データウェアハウス、ポータル、BPMなどを取り揃えたNetWeaverは、競合に対して優位にあるとした。同社はこの基盤のうえで動作する「mySAP Business Suite」「SAP xApps」などのアプリケーション群を提供していく戦略を取っているが、こうしたテクノロジプラットフォームとアプリケーションプラットフォーム(ミドルウェアエンタープライズサービス)を融合した「アプリストラクチャ」を提供していくことが重要であり、インフラとソリューション(アプリケーション)を同時に提供する「ストロングコンビネーション」が、大きな差別化要因だと説明した。

今後の予定については、まず現在のステータスとして「今後提供していくサービスを定義しているさなかであり、この結果は2005年に発表できる」(クレップリン氏)と説明した。続いて、2006年には業界横断的なアプリケーションを実装し、2007年には業界別のソリューションをまとめて「SAP xApps」のような形態で提供していく予定だという。

ここでいう、2005年、2006年、2007年というのは、San DiegoのTechEdのレポートでも掲載したのことです。
結局、「アプリケーションという家を建てるんでしょ?だったら造成地は平らじゃなきゃ。でこぼこしていたら建てにくいでしょ。平らにして、かつ、家の土台を安定させるのに安いやり方がありますよ。」ということですな。