しかし本音は...

しかし、一皮剥けば、彼もエス・アイ・サービスのビジネスマン。自社のコア・コンピタンスを浮き立たせるために、あえてSAPやシステムインテグレータに立ち向っている姿が透けて見えるのだ。

さらに、SAPには1996年よりソフトウェア・パートナー・プログラムという外部ソフトウェアの認定制度がある。この制度は、導入企業がSAP製品の提供していない機能を求めた場合、“外部のソリューションとのインターフェイスをSAPが保証する”という形で提供していた。
 このソフトウェア・パートナー・プログラムでは、SAP標準インターフェイスに基づくインテグレーション・シナリオが約90種用意されており(SAPが定義しないシナリオによる認定方法も存在するが、本文ではSAP標準インターフェイスを適用した認定を前提として論じる)、認定を取得した製品はSAPシステムとの接続における親和性について、SAPから保証されるのだ。日本において、使用できる認定ソフトウェアの数は110種類以上に達している。

ちょっと脱線する。
ここに引用した部分を読んで、少々違和感を覚えた。「SAPが保証する」という言い回しだ。正しくは「定められたインタフェースでなら、そのままつながることを『認定』する」んじゃないだろうか...と思い、SAPジャパンのホームページを改めたら、

ソフトウェアパートナーには以下の3つのレベルがあります。 SAP ソフトウェアパートナー ・・ これらのパートナーはSAPソリューションとの連携を保証された優れた製品をお持ちのベンダーです。

と『保証』という言葉遣いが見られた。参った*1。うーん、斎藤さん、きちんとウラをとってこの記事を執筆されていますね。こちらも慎重に筆を進めなければ。

*1:この文言には問題ありだと個人的には思う