2005-04-21から1日間の記事一覧

蛇足

多分、@ITのようなブログマガジンに掲載する記事(あるいは論文と言ったほうがいいか)は、露骨な自社製品の宣伝ではいけないのだろう。彼の書いた4ページに、ビジネスマンであり、しかして論文執筆者であるジレンマがにじみ出ている。お疲れ様>斎藤さん @I…

さて、結論だ

斎藤さんは、稿を次のように締めくくっている。 R/3システム中心としたシステム連携の場合、(中略)R/3アダプタのような連携ソフトウェアを推奨する。 R/3システム以外にも、ホストコンピュータやほかのERPソフトウェアなどが導入されている状況でシステム連…

私が心配している点は別にある

XMLとBusiness Connectorについてはこのくらいにして、別の意味で私は「(図2) ビジネス・フレームワーク・アーキテクチャ」の表をまずいな、と思っている。 R/3のDBに直接アクセスする外部プログラムを開発(※1) (※1)外部から直接R/3のDBを取得できるの…

我が同僚が憂いている点は

さて、我が若手同僚が憂慮しているのが2/4の「R/3とデータ連携する方法 」の表と、3/4のBusiness Connectorへの言及だ。 「R/3とデータ連携する方法 」の表は、出典がわざわざ「株式会社エス・アイ・サービス」と明記されている*1。ここに掲げられている「連…

このような論旨展開のしかたは拙いんじゃない?

こんな下りがある。 ところが、このような認定制度や認定製品があるにもかかわらず、「一部の特定製品以外は、SAPやシステムインテグレータから提案されなかった」や「提案されて導入しているとしても、認定されているインターフェイス技術ではなく、アドオ…

しかし本音は...

しかし、一皮剥けば、彼もエス・アイ・サービスのビジネスマン。自社のコア・コンピタンスを浮き立たせるために、あえてSAPやシステムインテグレータに立ち向っている姿が透けて見えるのだ。 さらに、SAPには1996年よりソフトウェア・パートナー・プログラム…

主張を要約すると

さて、記事全体のテーマは真っ当だ。「SAPの認定にパスした製品を使おう。システムインテグレータの作りこみによるインタフェースは悪」である。記事の表題からして「なぜ、R/3との連携ではアドオンばかり増えるのか?」だ*1。せっかくR/3が、パラメータ設定…

批判封じ込めの仕掛け

記事の対象を"R/3"としたところがニクイ。斎藤さん自身は「解っていて」あえて"R/3"と書いているのであろう。ここに「立脚している情報が古い」という批判を最初から封じ込める意図を読み取ることができる。

批判はしない。論評をしたい。

「ねぇ、古澤さん、あの記事、ちょっとひどいんじゃないですか?立脚している情報が古いですよ」と複数の若手から私のところにメールが届いた。彼らは私がこのブログを書いていることを知っているし、最近更新をサボっていることも知っている。こうやってた…